年代：20代／性別：男性

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応募した数：５所以上
内定を獲得した数：１所

弁護士の数が5〜20名の事務所を軸にして応募しました。
いわゆる大手事務所は、年収は魅力的であるものの、競争が激しく、かつ、最初のうちは弁護士らしい仕事をさせてくれないという話をよく聞きました。私は、先輩弁護士と密な関係を持ちながら弁護士として成長していきたいと思っています。
また、新人のうちから法律相談や訴訟に携わりたいとも考えていました。
これらを考えると、新人も「戦力」として扱ってくれて、かつ先輩の指導も受けやすい環境が良いと思い、所属人数にこだわりました。

弁護士業務のうち、これといってやりたい分野が定まっていませんでした。
そのため、就職活動を通して弁護士およびその業務のことを知り、自らの志望を固めていきたいと思っていました。
したがって、就職活動を始めた際は、とにかく事務所が扱う分野にこだわらずに応募しており、企業系法律事務所にも応募しました。

個人をクライアントとする案件を中心に扱う法律事務所（民事系法律事務所）
法人・個人両方をクライアントとし案件を幅広く扱う法律事務所、企業・団体・官公庁など

志望動機、弁護士を目指した理由、学生時代に頑張ったこと、長所・短所、選択科目、ゼミについて、キャリアビジョン（将来像について）、携わりたい案件について聞かれました。

個人をクライアントとする案件を中心に扱う法律事務所（民事系法律事務所）

就職活動を進めていくうちに、自分には個人を相手とする仕事の方がやりがいを感じると思い始めました。結果的には、相手の顔が見え、その相手のために仕事をする、という弁護士を目指した初心に帰った判断に従い、個人をクライアントとする事務所に決めました。年収や、オフィスの高級感は若干劣りますが、企業系事務所の内定は辞退しました。

就職活動をしていると、企業系事務所の選考の中で質問に答えても反応がない、こちらの質問にあからさまに不快感を示す、任官しないことを約束することを選考の条件とする、パートナーになるまで働くことが良い評価に繋がることを暗に示唆するということがあり、「ここでは働きたくないな」と感じてしまうことがありました。また、書類選考や面接の結果を通知しないなど、社会人として疑問を持たざるを得ない事務所もいくつかありました。このような出来事から、企業系事務所には良い印象を抱くことができませんでした。（すべての企業系事務所がそうであるとはまったく思いません）したがって、企業系事務所以外で就職を決めました。

私のように、司法試験を終えるまで進路のことを考えない人は一定数いると思います。司法試験が終われば、結果が気になるところですが、同時に、将来のことを考える時間が増えます。この機会を逃さず、積極的に情報を収集し、弁護士のことを知るのが良いと思います。就職活動は、弁護士から実際に話を聞ける唯一のチャンスですので、就職活動をすることが弁護士のことを知る一番の近道だと思います。腰が重いとは思いますが、必ず役に立ちますので、積極的に就職活動をすると良いと思います。