就職活動体験レポート

20代 Fさん 面接や会食に関する就職活動レポート

INDEX
  • プロフィール

  • 就職活動について

  • 面接について

  • 選考(会食)について

  • 後輩になる方々へ

  • プロフィール

  • 年代:20代/性別:女性
    司法試験受験回数:1回

  • 就職活動について

  • ■就職活動時の応募先を教えてください

  • 法人をクライアントとする案件を中心に扱う法律事務所(企業系法律事務所)
    法人・個人両方をクライアントとする案件を幅広く扱う法律事務所

  • ■入社(所)予定先を教えてください

  • 法人をクライアントとする案件を中心に扱う法律事務所(企業系法律事務所)

  • 面接について

  • ■面接対策にあたって準備したものを教えてください

  • 応募先の採用HP、業界専門誌、インターネット、家族や周囲への相談、その他(ビジネスマナーに関する書籍、記事)

  • ■面接で応募先に訪問する際に、応募書類以外で持参したものを教えてください

  • 顔写真付きの名刺を持参しました。
    面接時は、名刺交換の機会がなかったため使用しませんでしたが、インターン時は、多くの先生と交流があり、名刺交換の機会があったため、役に立ちました。
    採用担当の弁護士は、多数の就活生を相手にしています。就活生は、名刺を作成していても顔写真を載せていない人が多いため、顔写真付きの名刺があると顔を覚えてもらいやすく有効的です。

  • ■どういった内容を面接で聞かれましたか

  • 志望動機、弁護士を目指した理由、学生時代に頑張ったこと、これまでの成功体験・失敗体験、長所・短所、選択科目、キャリアビジョン(将来像について)、他社選考・応募先について、携わりたい案件について聞かれました。

  • ■面接の中で、自己PRはどのような点をアピールポイントにしましたか

  • 性格の点で、好奇心旺盛で向上心があることをアピールポイントとしました。単にアピールポイントを述べるのではなく、好奇心旺盛のためあらゆる分野に関心を持ち多種多様な案件に取り組みたいと考えている、向上心があるため、他の先生方との仕事を通して仕事のノウハウを吸収し、常に学びを深めて成長していきたいと考えている、というように、弁護士になった先のアピールポイントの活かし方を説明しました。

  • ■面接の中で、答えづらかった質問、回答に失敗した質問があれば教えてください

  • 最近特に気になったニュース、話題についての質問に苦戦しました。就職活動中は、日本経済新聞を読んで時事問題にも関心を寄せていましたが、特定のトピックについて、その内容や関心を持った理由まで説明できるほど深く理解するには至っておらず、浅い説明にとどまってしまったことが失敗だと思っています。就職活動中はもちろん、それ以外でも、時事問題に関心を持ち、自ら問題提起ができるとなお良かったと思っています。

  • ■入社(所)先を見極めるために、面接や会食でどんなところを注意していましたか

  • ①パートナー弁護士とアソシエイト弁護士の関係性、若手のうちは基本的にパートナー弁護士と仕事をすることになるため、パートナー弁護士が威圧的な態度をとっていないか、アソシエイト弁護士が萎縮して話しづらい様子がないか、パートナー弁護士に気を遣いすぎていないか、逆に、両者が良好な関係で風通しが良さそうか等の点に注意していました。②他事務所の話題(印象・評価等)、仮に他事務所を批判して事務所のアピールをするような所があれば、入りたくないと考えていたため、他事務所に対してどのようなコメントをするかは見ていました。

  • 選考(会食)について

  • ■会食ではお酒が飲めない人はどうしていましたか、またはどのような対応をしましたか

  • あまり(ほとんど)飲めないことを最初に断っておきました。ほとんどの事務所は、アルコールハラスメントに敏感で、無理して飲まなくていいと言われたため、お酒は飲みませんでした。
    一度、ワイン好きのパートナー弁護士がいる会食で、高級ワインが注文され、全員が飲んでおり、味見を勧められた際は、断らずにいただきました。すぐに顔が真っ赤になっていたようで、お酒が弱いことが証明されたので、その時はかえって良かったかもしれません。

  • ■面接終了後、もしくは会食終了後、応募先へお礼のメールや電話はしましたか

  • 面接終了後、会食終了後は、必ず翌日昼頃までに御礼メールを送っていました。内容としては、面接・会食の機会をいただけたこと、お忙しい中お時間をいただいたことに対する感謝の言葉を必ず述べました。また、特に会食では、先生のお話を受けて、特に印象に残ったこと、学んだこと・気づいたことを記載し、(内容に応じて)今後も精進していく旨を述べました。先生方は忙しいため、メールは長文すぎず、改行など読みやすい文面も心がけました。

  • 後輩になる方々へ

  • ■後輩になる方々へ就職活動におけるアドバイスをお願いします

  • 会食では、ただ先生と話す場として設けられているのではなく、会話を通じて人柄などの内面部分はもちろん、食事の作法、会話のラリーが出来ているか、場の空気が読めているか、お酒による無礼・失態がないか、などあらゆる点が見られていると考えます。特に企業法務系では、顧問先など外部との交流で、所属弁護士の礼儀がなっていないと、事務所の信頼が落ちるため、法律家としての能力だけでなく、人間的な素養も加味されているはずです。そのため、事務所から気楽にしてくださいと言われたとしても、面接の一部として意識して臨みましょう。事前に一般的なビジネスマナー本を読み、食事の基本的なマナーを身につけておきましょう。