修習体験レポート

78期 Mさんの修習体験レポート ~導入修習編~

INDEX
  • プロフィール

  • 導入修習の授業について

  • 全体の感想・得られたもの

  • 悩んだことや、苦労したこと

  • これから修習生になる方へ

  • プロフィール

  • 年代:20代 性別:男性

    司法試験受験回数:1回

  • 導入修習の授業について

  • ■導入修習の各授業の中で、一番印象に残った、または役立つと感じた授業とその内容について教えてください

  • 導入修習中の、刑裁、民裁、民事弁護、刑事弁護、検察いずれの授業も、司法試験のときの学習を前提に、より実務的なことを教えていただく。そのため、基本的には、どの授業も新鮮であり、勉強になることは多かった。特に印象に残った授業をあえて挙げるなら、刑事共通科目、民事共通科目で行われた模擬争点整理ということになろう。模擬争点整理は、実体法を前提に、事件の個別的事情に配慮しつつ行わなければならず、非常に難しいものなのだということを体感できる貴重な機会であった。他にも、即日起案の解説は、分野別にいったときの起案において、とても参考になるものであり、これを聞き逃してしまっては、後々とても後悔するのであろうと思った。

  • 全体の感想・得られたもの

  • ■導入修習の全体を通しての感想やそこで得られたものを教えてください

  • 導入修習全体として、個人的にはとても楽しい3週間であった。いずみ寮の部屋の壁が薄く、隣の人のいびきが聞こえてくるのは勘弁してほしかったが、友人が同じフロアの2つ隣の部屋にいたこともあって非常に楽しい寮生活であった。
    導入修習後、分野別修習が始まって初めて研修所から各種給付金をもらうことになる。つまり、そこまで一切の金銭給付はないわけなのだが、飲み会や友達との飲食で思っていたよりお金を使うことになったので、かなりの金欠状態となった。これに備えて、ある程度お金を貯めて導入修習に臨まれるのが肝要である。

  • 悩んだことや、苦労したこと

  • ■導入修習中に悩んだことや苦労したことを教えてください

  • 正直なところ、導入修習中、友人に恵まれ、悩んだことはない。また、起案についても、そこまで成績をとろうと気負って臨んだわけではないため、これで苦労したということもない。ただ、人によっては、これら、人間関係、起案の成績について悩む人が一定数いるのであろうと感じた。人間関係については、各種イベントを企画してくれる人がいるであろうから、そういったイベントに可能な限り参加し、気の合う人間を探してみるといいだろう。起案の成績について、個人的には、導入修習での成績は、任官任検に全く関係ないと思ってはいるが、気になるのであれば、修習前に渡される教材のうち重要そうなものを何度か見直す等すると良いと思う。

  • これから修習生になる方へ

  • ■これから修習生になる人へのメッセージやアドバイスをお願いします

  • 修習はとても楽しいです。司法試験は受験者の内、半分が落ちる試験なので、試験を受けるプレッシャーを感じることでしょう。しかし、それが終われば、このような楽しい修習が待っているので、最後の一踏ん張り頑張ってください!