agent秘話
弁護士がベンチャー企業へ転職する意味・ベンチャーをお勧めするタイプとは?
- INDEX
-
-
1.ベンチャー企業の魅力とは
-
2.ベンチャー企業のリスク
-
3.ベンチャーに向いている弁護士像
-
4.ベンチャーに入社した場合の年収や労働時間は?
-
5.ベンチャー転向に成功した事例
-
6.ベンチャー企業への転職を検討されている先生へひと言
-
-
-
弁護士の先生の中でも、若手でアクティブな先生は「ベンチャー企業でバリバリ事業経営に携わりたい!」と考えているのではないでしょうか?
全体的に保守的な傾向のある弁護士業界でも、最近ではベンチャー企業へ転向する弁護士が増えているといいます。
今回は弁護士がベンチャー企業へ転職することがどういうことなのか、ベンチャーへの転職をお勧めするタイプの先生はどういった方なのか、具体的な事例を交えて弁護士専門の転職エージェントに聞いてきました!
-
-
-
1.ベンチャー企業の魅力とは
-
-
-
インタビュアー
弁護士にとって、職場としてのベンチャー企業は「未知の領域」と受け止められているケースも多いと思うのですが、ずばりベンチャーの魅力はどういったところにあるのでしょうか?
エージェント
やはり「直接経営の中枢に関わることができる」ことが大きいです。社長との距離も近く,信頼されれば若くて入社年数が短くとも役員などになって「右腕」として活躍できます。
また経営スピードや意思決定が圧倒的に早く、躍動感のある日常を送れます。能力さえあればひとりひとりに高い裁量が認められるので、会社に依存することなく、自律的に成長していける方にとっては非常に働きがいがあるでしょう。キャリア形成にもつながりやすい職場になります。
事業を成功に導くことができれば部門責任者やCLO等に駆け上ることができますし、企業がIPOすれば、莫大なベネフィットを得られる可能性もあります。
インタビュアー
なるほど、夢は膨らみそうですね!
-
-
-
2.ベンチャー企業のリスク
-
-
-
インタビュアー
そうはいってもベンチャー企業にはリスクもつきまといますよね?
エージェント
もちろんです。
まずベンチャーにはあまり人的リソースがありませんし、裁量が認められるといってもできることが限られているケースが多いです。ひとりひとりにかかる負荷が大きくなり、仕事が忙しくなりがちです。
将来も不安定です。急成長して莫大な富を得られる可能性がある一方で、数年先には廃業してしまうリスクもあります。
大手のように盤石な経営・財務面の基盤はありませんし、将来の安泰は期待できません。
「寄らば大樹」という方にはベンチャーは向きません。
-
-
-
3.ベンチャーに向いている弁護士像
-
-
-
インタビュアー
ベンチャー企業への転向に向いている方は、どういったタイプの弁護士なのでしょうか?
エージェント
自ら積極的に事業をドライブしたい、事業や部門を新たに立ち上げたい、経営に関わりたい、広い裁量を認めてほしい方ならベンチャー向きだと思います。
経営や裁量だけなら独立して法律事務所を経営すれば良いとも思えますが、ベンチャー企業は「法律業務以外の事業経営」に携われるのが魅力です。
弁護士の先生の中でも「法律業務ばかりにかかわっているより事業経営をやりたい、より深くビジネスにかかわりたい、事業を大きくしたい」などの野心を持っておられる方がおられます。そういった先生は思いきってベンチャー企業に転職なさるとマッチするのではないかと思います。
またベンチャーにはリスクがあるので、比較的若手の先生にお勧めします。年齢でいえば30代半ばまで、弁護士登録年数は3年目程度までの方が向いているでしょう。
-
-
-
4.ベンチャーに入社した場合の年収や労働時間は?
-
-
-
インタビュアー
ベンチャー企業では大手企業に比べて年収面や労働時間面で厳しいイメージもありますが、実際のところ雇用条件はどのような感じになるのでしょうか?
エージェント
確かにベンチャー企業の場合、年収面では法律事務所や大手企業に劣ることがほとんどです。ただし成長したりIPOに成功したりすると、飛躍的に収入が上がったり大きな利益を得られたりする可能性があります。
労働時間的には大手企業よりは忙しくなります。そうはいっても労働基準法が適用されるので法律事務所ほどの長時間労働にはならないと思います。
また同じ労働時間でも「濃い時間」を過ごせます。即断即決を求められたり経営に近い立場になったりするので、「やりがい」を感じられると思います。
-
-
-
5.ベンチャー転向に成功した事例
-
-
-
インタビュアー
ベンチャー企業への転職事例をご紹介頂けると幸いです。
事例1
大手の法律事務所から、設立後日が浅いベンチャー企業へ転職された若手の弁護士の先生です。転職先企業の法務部門体制をゼロベースから作り上げて、以降は企業内で中心的な役割をになって活躍しておられます。
事例2
大手の法律事務所から外資系企業に転職し、日本法人の立ち上げからかかわった若手の先生です。何もないところから基盤構築と整備を進め、日本マーケットのビジネス展開に貢献して以降は中心人物となってご活躍されています。
【弁護士】成長市場・有望なベンチャー企業の弁護士求人特集
-
-
-
6.ベンチャー企業への転職を検討されている先生へひと言
-
-
-
ベンチャー企業への転職では、リスクを踏まえて向き不向きを見極めた上で転職活動をすればミスマッチを防げると思います。エージェントもサポートいたしますので、関心があればぜひご相談頂ければと幸いです。
弁護士専門転職エージェントのご利用の流れはこちら
→→動画でもご確認いただけます
若手でバリバリ経営をやりたい、事業を成長させたいなど野心家の先生には大変関心のあるお話だったのではないでしょうか?ぜひとも参考にしてみてくださいね!
-
-
-
インタビュアー
-
-
-
法律ライター 元弁護士
京都大学在学中に司法試験に合格、弁護士登録
勤務弁護士を経て法律事務所を設立、経営
現在は弁護士の実務経験を活かし、多数の法律メディア、法律事務所、弁護士などの法律関係者向けのメディアなどで執筆業を行う。
-
同じカテゴリーのお役立ち情報
-
agent秘話
-
いったん独立開業して転職する弁護士はどのくらいいるのか?
-
年齢やキャリア的に転職は厳しいのでは?
-
独立した弁護士が転職を希望する理由
-
事務所を開業していた弁護士の転職成功例
-
-
agent秘話
-
社会人経験は転職に有利になるのか?
-
社会人経験を経て弁護士になった場合、法律事務所と企業で評価が異なる?
-
法律事務所への転職で社会人経験を売りにする方法
-
社会人経験のある弁護士が企業へ転職する際のポイントは?
-