弁護士が職場の人間関係に悩んだ場合の改善方法と対処法|弁護士や法務の転職・求人情報なら「弁護士転職.jp」

業界トピックス

弁護士が職場の人間関係に悩んだ場合の改善方法と対処法

目次
  • 1.人間関係が理由で転職する弁護士は多い

  • 2.弁護士が人間関係に悩んだ場合の改善方法

  • 3.弁護士が人間関係を改善できない場合の対処法

  • 4.まとめ

  • 1.人間関係が理由で転職する弁護士は多い

  • 日本労働調査組合のアンケート調査によると、仕事を辞めたいと考える理由の1位は「職場の人間関係」です。具体的には、「休日に上司から連絡が頻繫にくる」「上司は効率よく一つずつ仕事をやれと言うだけで、助けてくれない」「会社の上司が、自分にとってやりがいを感じる仕事を評価してくれない」などの声が上がっています。

    【日労公式】退職動機に関する労働調査(2021年4月)

    日本労働調査組合の別の調査によると、「職場の人間関係が良好である」と感じている人は全体の約3割にすぎません。つまり、およそ7割の人は職場の人間関係について何らかの不満を感じています。このように、職場の人間関係に悩む人は少なくなく、弁護士においても人間関係を理由に退職を検討する方は多いと考えられます。

    厚生労働省が発表した統計を見ると、離職理由として「職場の人間関係」を挙げる人の割合は、前年度に比べて最も上昇しています。このことから、職場の人間関係について悩む人が次第に増えていることが分かります。

    【厚生労働省】2019 年(令和元年)雇用動向調査結果の概況

    それでは、弁護士が職場の人間関係に悩んだ場合、どのように改善したら良いのでしょうか?人間関係を改善できない場合、どのように対処したら良いのでしょうか?

    株式会社C&Rリーガル・エージェンシー社は、弁護士に特化した転職エージェントとして、弁護士の転職について総合的なサポートを行っています。今回は、株式会社C&Rリーガル・エージェンシー社に寄せられたご相談内容をもとに、弁護士の人間関係のトラブルの内容や改善方法、改善できない場合の対処法について紹介します。

  • 2.弁護士が人間関係に悩んだ場合の改善方法

  • 弁護士が人間関係に悩んだ場合、どのように改善すればよいのでしょうか?ケース別の改善方法をご紹介します。

  • (1)ボスから理不尽に怒られる

  • 20代から30代の若手弁護士の悩みとして最も多いのが、「事務所のボスが怖い」ということです。

    例えば、「ボスが怖いため質問することができず、分からないまま仕事を進めてミスをしてしまい、余計怒られてしまう」ということや、「ボスから理不尽に怒られて腹が立ち、余計ボスを怒らせる言動をしてしまう」ということが挙げられます。いずれのケースにおいても、ボスとの関係が一度悪くなり、それをきっかけにボスとの関係がどんどん悪くなってしまうという負のスパイラルに陥っています。

    負のスパイラルを断ち切るためには、一度怒られてもめげることなく、淡々と仕事をこなし続けることが得策です。一度大きなミスをしてしまっても、過度に落ち込まず、気をしっかり持って堂々と仕事をこなしましょう。ボスからすれば、報連相(報告・連絡・相談)さえこまめに行ってもらえれば、問題が大きくなる前に方針を修正することができるので、怒鳴る必要は無いはずです。

    どうしてもボスが怖いという場合は、兄弁や姉弁に相談してみましょう。自分よりも実務経験のある兄弁や姉弁に方針を相談しておけば、取り返しのつかないミスを防ぐことができます。また、ボスに方針を相談する前に第三者からアドバイスを仰いでおけば、ご自身が怒られるリスクは低くなります。ボスに報告する際にも、「兄弁や姉弁と相談して、今回のケースは◯◯という方針が良いというアドバイスをもらいましたが、それでよろしいでしょうか?」というように柔らかく話すことができるので、たとえその方針が間違っていても、ご自身が叱責されるリスクは低くなります。

  • (2)ボスの仕事の方針に納得できない

  • ボスと気が合わないという人の中には、「ボスの仕事の進め方が危険である、訴訟方針に納得できない」という人がいます。中には、「弁護士法に違反しているのではないか」という人もいます。もちろん、本当に弁護士法に違反している可能性はゼロではありませんが、自分よりも経験豊富なボスが行うことなので、最初から間違いだと決めつけるのではなく、一旦はボスの方針を受け入れて、理解する努力をしてみましょう。

    例えば、その事務所内で過去に似たようなケースを取り扱ったことがないかどうかを調べたり、過去の判例や裁判例を調べて方針を把握するなど、ご自身で努力をしましょう。それでもボスの方針に理解できない場合は、事務所内の兄弁や姉弁に相談したり、同期の弁護士に相談しましょう。いずれにしろ、「自分が絶対に正しい」という思い込みを捨てて、冷静にボスの方針を見極めることが重要です。

  • (3)事務所の雰囲気が合わない

  • 特定の人物との人間関係に悩むのではなく、「なんとなく事務所の雰囲気が合わない」と感じる弁護士も多いようです。例えば、「友人関係や恋愛などのプライベートについて干渉される」という人や、「意味もなく深夜まで残業をする人が偉いという暗黙のルールがあり、さっさと仕事を切り上げることを後ろめたく感じる」という人や、「体育会出身の人が多く、ノリについていけない」という人などがいます。

    このように、職場の雰囲気がなんとなく合わないと感じている人は、職場の人とは「あくまでビジネス上の付き合いである」と割り切りましょう。仕事は仕事と割り切って、プライベートの人間関係とは切り離しましょう。職場の人と性格や雰囲気が合わないのであれば、仕事外で付き合う必要はありません。飲み会や食事会に参加することが苦痛であれば、何らかの理由を付けて断りましょう。飲み会や食事会を断っても、仕事さえきちんとこなしていれば、職場からは正当に評価してもらえます。どうしても参加しなければいけない忘年会や送別会がある場合は、一次会だけ参加するなど負担の無い形で参加しましょう。

    職場の人と気が合わなくても、別の事務所の同期の弁護士に悩みを聞いてもらったり、ロースクール時代の友人を誘って話を聞いてもらうなどすれば、仕事の悩みは解消できます。むしろ、職場が違う人の方が客観的に悩みを捉えてくれるので、的確なアドバイスをしてくれるかもしれません。

  • 3.弁護士が人間関係を改善できない場合の対処法

  • 上記の方法で職場の人間関係を改善できない場合は、どうしたら良いのでしょうか?

    まず、特定の弁護士と性格が合わない場合は、ボスに頼んでチームを変えてもらいましょう。チームを変えてもらう際には、正直に「◯◯弁護士と気が合わない」ということを正直に伝えましょう。担当秘書と性格が合わないという場合は、ボスや秘書のリーダーに伝えて、担当を変えてもらいましょう。

    職場でのコミュニケーション方法に問題があると考える場合は、オペレーションを変更するように職場に提言してみましょう。例えば、チームタスクを管理するツールを導入すれば、対面でコミュニケーションを取る必要性を減らすことができます。苦手な人物と直接顔を合わせる機会が減れば、人間関係のストレスも減るかもしれません。

    上記のいずれの方法によっても人間関係の悩みが払拭できないという場合は、職場を変えることを選択肢の一つとして考えてみましょう。様々な対策を取っても改善できないということは、その人物の性格や考え方に問題があるのかもしれません。このような場合は、ご自身がどうにかできる問題ではありません。

    もちろん、転職をするこということは、ご自身にとって大きな決断です。簡単に決断できることではないでしょう。特に、「人間関係に悩んでいるが、仕事に関してはやりがいを感じている」という人は、転職をするということをなかなか決断できないかもしれません。株式会社C&Rリーガル・エージェンシー社では、このように「まだ転職に迷っている」という人からのご相談も受け付けております。「人間関係に悩んでいるが、転職をすることまでは決断できていない」という人も、お気軽にご相談ください。

  • 4.まとめ

  • 今回は、弁護士の人間関係のトラブルの内容やその改善方法、改善できない場合の対処法について紹介しました。株式会社C&Rリーガル・エージェンシー社は、弁護士に特化した転職エージェントとして、弁護士の転職に関する悩みを幅広く受けつけています。職場での人間関係にお悩みの方は、いつでもお気軽にご相談ください。

  • 記事提供ライター

  • 元弁護士 ライター
    東京大学卒業後、ロースクールを経て新司法試験に合格。弁護士として知的財産業務、企業取引等のビジネス関連の業務を扱う。現在は海外に在住し、法律関連の執筆や講演を行う。

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