業界トピックス

四大法律事務所の平均年収は?年収が高い理由と中途採用の年収の相場を紹介

目次
  • 1.四大法律事務所の平均年収

  • 2.四大法律事務所の中途採用の平均年収

  • 3.給与を上げたい場合は転職も視野に

  • 4.まとめ

  • サイト運営会社:株式会社C&Rリーガル・エージェンシー社

  • 1.四大法律事務所の平均年収

  • 四大法律事務所とは、所属弁護士数ランキングの上位四つの法律事務所の総称です。具体的には、西村あさひ法律事務所、アンダーソン・毛利・友常法律事務所、長島・大野・常松法律事務所、森・濱田松本法律事務所の四つの法律事務所を指します。

    四大法律事務所は、大規模な渉外案件やM&A案件を数多く取り扱う専門性の高い事務所です。このため、クライアントは大手一流企業が占めており、四大法律事務所に所属する弁護士は年収が高いことで知られています。

    それでは、四大法律事務所の弁護士の年収はどれぐらいなのでしょうか?新人弁護士の間は、パートナーからどれだけ仕事をもらえるかによって年収に差が出ることがあります。身元請負制度があるかによっても、年収に幅が出ます。一年目から年収1,000万円を超えることが一般的であり、初年度の年収の相場はおよそ1,000万円から1,200万円です。

    勤務年数が長くなるにつれてスキルが上がると、それに応じて年収も上がります。勤務年数が3年を超えると、年収の相場はおよそ1,300万円から1,500万円にアップします。勤務年数が5年を超えると、それまでに担当したプロジェクトの規模や仕事量等によって給与の差が開きます。この段階になると、年収の相場はおよそ1,600万円から2,000万円に上がります。

    役職別の年収の相場はどれくらいなのでしょうか?四大法律事務所では、新人弁護士の間はジュニアアソシエイトとして働き、一定以上の経験を積むとシニアアソシエイトに昇格します。さらに経験を積むと、パートナー(経営者)となる道が開けます。ジュニアアソシエイトの年収はおよそ1,100万円から1,500万円、シニアアソシエイトはおよそ1,600万円から3,000万円、パートナーになると数千万円から数億円が相場となります。

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  • 2.四大法律事務所の中途採用の平均年収

  • 四大法律事務所に中途採用で入所した場合、年収の相場はどれくらいになるのでしょうか?

    中途採用の年収は、それまでの実務経験やスキルに応じて決まるため、年収がどれくらいになるのかは個別のケースに応じて異なります。役職別のおおよその相場を見てみましょう。

    弁護士経験が数年でジュニアアソシエイトとして転職する場合は、年収の相場はおよそ1,300万円から1,800万円です。四大法律事務所では、育成カリキュラムとしてアソシエイトの留学制度を設けているため、既にアメリカのLL.M.コースを修了したうえで転職をする場合は、転職の際に評価されます。留学経験が無い場合であっても、これまでに渉外案件を取り扱った経験がある場合や、弁護士業務をこなせる程度の高い英語力を持っている場合は、大きな強みとなります。渉外案件に限らず、知的財産や破産再生、M&A、社内ガバナンス等の企業法務を担当した実務経験も評価の対象となります。

    シニアアソシエイトとして転職する場合は、年収はおよそ1,800万円から3,000万円が相場です。シニアアソシエイトの場合は、担当する案件の規模や労働時間、法律事務所への貢献度等によって年収に差が出るので、年収の相場に幅があります。シニアアソシエイトとして転職をする場合にも、渉外案件や企業法務の実務経験、高い英語力や留学経験等が評価されます。他にも、金融庁や特許庁等の官公庁への出向の経験や、難易度の高い案件を取り扱った実務経験があれば、評価の対象となります。

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    パートナーとして転職する人の数は多くありませんが、パートナーとして四大法律事務所に転職した場合の年収はおよそ数千万円から数億円になるでしょう。

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  • 3.給与を上げたい場合は転職も視野に

  • 弁護士の年収は、所属する法律事務所や法律事務所の所在地によって異なります。このため、弁護士としてのキャリアアップや年収アップを検討している方は、転職をすることが選択肢の一つです。

    それでは、四大法律事務所に弁護士として転職するためにはどうしたらよいのでしょうか?四大法律事務所は、渉外案件を数多く扱っている専門性の高い法律事務所であり、年収水準も高いことから、転職先として人気の高い法律事務所です。また、採用のハードルも高いので、若手の場合は学歴や司法試験順位、現在所属の法律事務所、業務親和性が必要となります。ミドル層の場合は、これらに加えて専門性やパートナーとしての素養が求められます。シニアの場合は、更なる専門性やパートナーとしての実力(クライアントや売り上げ)が重要視されます。四大法律事務所を目指すなら、応募時にどう自分を見せてアプローチすべきかを検討したうえで、しっかりとリサーチを行って戦略を練ることが必要です。この点、転職エージェントにご相談すると、転職活動を総合的にサポートしてもらえるため、効率良くご希望の転職先の情報を入手することができます。

    株式会社C&Rリーガル・エージェンシー社は、弁護士に特化した転職エージェントとして、弁護士の転職活動について総合的なサポートを行っております。実際に、株式会社C&Rリーガル・エージェンシー社を利用して四大法律事務所への転職を実現した方は多数いらっしゃいます。

    株式会社C&Rリーガル・エージェンシー社を通して四大法律事務所への転職に成功された方のエピソードは、下記に掲載されております。ぜひご参考にしてみてください。

    弁護士の転職ストーリー13 ブティック型事務所から大手渉外事務所へ転職
    弁護士の転職ストーリー2 より大規模な案件に関わるため、大阪の法律事務所から東京の大手渉外法律事務所へ
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  • 4.まとめ

  • 今回は、四大法律事務所の年収の相場と年収が高い理由を紹介しました。四大法律事務所は、大規模な渉外案件やM&A案件を数多く取り扱う専門性の高い法律事務所であり、年収水準が高いことでも知られています。大規模な渉外案件を取り扱いたい方や、弁護士としての専門性を追求したい方や、転職によって年収を上げたいと考える方は、転職先の候補として検討されてみてはいかがでしょうか。四大法律事務所への転職を成功させるためには、しっかりとしたリサーチを行いきちんと戦略を立てることが必要です。株式会社C&Rリーガル・エージェンシー社は、弁護士に特化した転職エージェントとして、弁護士の転職活動について総合的なサポートを行っております。四大法律事務所への転職をお考えの方は、いつでもご相談ください。

  • 記事提供ライター

  • 元弁護士 ライター
    東京大学卒業後、2009年に司法試験に合格。弁護士として知的財産業務、企業取引等のビジネス関連の業務を扱う。現在は海外に在住し、法律関連の執筆や講演を行う。

  • サイト運営会社:株式会社C&Rリーガル・エージェンシー社

  • 弁護⼠、法務・知財領域に精通したプロフェッショナルエージェンシーです。長きに渡り蓄積した弁護士・法律事務所・企業の法務部門に関する情報や転職のノウハウを提供し、「弁護士や法務専門職を支える一生涯のパートナー」として共に歩んでまいります。
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