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「逆転」成功転職!?「不利な条件」の弁護士が転職に成功する秘訣をエージェントに聞いてみた!

INDEX
  • 1.転職に不利な事情とは?

  • 2.逆転成功転職のポイントは?

  • 3.逆転成功転職の事例

  • 4.最後にひと言

  • 弁護士は出身の大学や法科大学院、司法試験合格順位や年齢、最初に就職した法律事務所の「色」などの要素が転職に影響し、不利になってしまうケースがあります。
    一定条件を満たさないと、書類選考すら通過しないことも。
    そんな中、逆境をはねのけて「逆転成功転職」を実現している先生方がいらっしゃるとのこと。
    その秘訣を、弁護士専門の転職エージェントに聞いてみました!

  • 1.転職に不利な事情とは?

  • インタビュアー
    そもそも弁護士の転職に不利な事情には、どのような背景があるのでしょうか?

    エージェント
    主に以下のようなものです。
    ・学歴
    ご出身の大学やロースクールが選考に影響を与えるケースがあります。
    ・司法試験の順位
    司法試験の合格順位が就職に影響するケースもあります。
    ・年齢(合格までの期間)
    年齢や年齢に伴う社会人経験が選考に影響を与えます。
    ・最初に就職した事務所、前職の事務所のイメージ
    例えば、最初に就職した事務所や今勤めている事務所が、民事系で案件特化型の事務所等の場合、他の分野を扱う事務所へ転職しにくくなる可能性があります。必ずではありませんが「なるべく避けたい」と考える法律事務所があるからです。

  • 2.逆転成功転職のポイントは?

  • インタビュアー
    不利な条件であっても逆転して転職に成功できるポイントはありますか?

    エージェント
    以下の3点が重要です。

    ①今の勤め先でしっかり職務を全うしている
    ②自分のなりたい弁護士像が明確
    ③担当エージェントに包み隠さず本心を打ち明け自己開示する

    上記の3つができている方は、逆境を覆してご自身が望む転職を実現できるケースが多くなっています。

  • 3.逆転成功転職の事例

  • インタビュアー
    この3点を満たし、実際に逆転成功転職を実現した方の事例を教えてください。

    ・事例1 法律事務所から企業内弁護士を経て希望の法律事務所へ返り咲き

    出身校や司法試験の合格順位には問題がなかったのですが、希望の転職先が求める人材像とは異なるイメージの法律事務所に入ったために転職が難しくなったケースです。
    希望する企業法務系法律事務所への直接の転職が困難だったこともあり、まずは大手企業へと転向しました。一般的に企業では、法律事務所に対するイメージの差がなく、偏見をもって事務所を見る方が少ないためです。
    その後インハウスとして実績を積み、将来のキャリアを再考して、企業系法律事務所に戻ることを決意されました。

    この先生は、上記で挙げた3つの条件を兼ね備えていました。
    ①企業内で、海外の投資案件や紛争案件などの実務経験を積みしっかりと実力をつけていた
    ②英語が得意で、渉外法務を中心とした企業法務を取り扱う弁護士になりたいとの明確なイメージを持っていた
    ③エージェントに対し希望内容や不安など、包み隠さず自己開示した

    そこで、もといた事務所に対して偏見を持たず、実務経験を正当に評価してくれる、企業法務系事務所を選定し、代表弁護士や採用担当パートナーに関心を持ってもらえるよう工夫して、職務経歴書や推薦状(担当エージェントからの紹介文章)を作成しました。
    無事に書類選考や面接に通過し、希望通りの事務所の内定を獲得できました。


    ・事例2 年齢が高くてもマッチングによって希望通りの事務所へ転職

    国立大学卒業後、予備試験を経て弁護士になられた方で、非常に能力は高くお人柄も素晴らしいのですが、弁護士1年目で30代半ばと年齢が高かった先生のケースです。
    年齢が高いために最初の就職が難航し、ようやく入所できた事務所にもいろいろな問題があり、転職を決意されました。お一人で転職先を探すのは困難なため、エージェントへご相談に来られました。弁護士1年目途中での就職ということもあり、客観的には非常に困難な状況であったと言えます。

    エージェントとしては、ご本人が優秀で(難関私立中高一貫校に通われて現役で難関国立大学に入学)あり予備試験に合格されていること、お人柄が良いことなどから、「たとえ1年目を採用するつもりがない」と条件を出している事務所でも、面接にさえこぎつけられれば気に入ってくれる経営者がいるはずと考えました。
    そこで心当たりの法律事務所の先生にあえて連絡を入れ、「1年目の弁護士は入れないという条件は理解しているけれども、地頭が良く、真面目で素直な性格で、会えばきっと気に入ってくれると思うので、どうか会ってもらえませんか」と直談判して、面接の機会を設定してもらいました。
    実際に面接をすると代表弁護士もすっかりご本人を気に入り、その後はトントン拍子で選考が進み、採用に至りました。

  • 4.最後にひと言

  • エージェントを活用すると、ひまわりなどの求人情報からは得られない情報を得られ、適切なマッチングを受けられるので不利な条件でも転職できる可能性がグッと高まります。
    しっかりご自身のキャリアを築いてきた方なら望む未来を手に入れられますので、転職に悩まれているなら、ぜひともご相談下さい。


    「不利な条件だから」と転職をあきらめていたり躊躇されていたりする先生方は、一度エージェントに相談してみる価値がありそうですね!

    弁護士専門転職エージェントのご利用の流れはこちら
    →→動画でもご確認いただけます

  • インタビュアー

  • 法律ライター 元弁護士

    京都大学在学中に司法試験に合格、弁護士登録
    勤務弁護士を経て法律事務所を設立、経営
    現在は弁護士の実務経験を活かし、多数の法律メディア、法律事務所、弁護士などの法律関係者向けのメディアなどで執筆業をおこなう。

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