転職ノウハウ
弁護士専門の転職エージェントが明かす”オンライン面接(Web面接)成功の秘訣”
- 目次
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1. オンライン面接が決まったら(面接の数日前〜1週間前)
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2. オンライン面接の前日
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3. 面接当日
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4. 転職エージェントからのアドバイス
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オンライン面接(Web面接)を実施する企業が増えています。国内大手企業を対象にしたNHK調査(2020年)※1によると、94.7%の企業が「オンライン面接を行う」と回答しています。2020年12月現在は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のためにオンラインと対面を織り交ぜながら選考をすすめ、最終選考だけは対面で実施する企業が多いようです。緊急事態宣言下においても、多くの企業が最終選考は対面で行っていました。緊急事態宣言中は、「宣言が解除されるまでは選考を保留にする」という企業もありました。
法律事務所では対面での面接がまだまだ主流ですが、オンライン面接を取り入れる事務所が徐々に出てきています。今後はさらに増えていくと予想されますので、法律事務所への転職をお考えの方も、オンライン面接に備えておくことが必要です。
オンライン面接で質問される内容は、対面型の面接と変わりません。しかし、オンライン面接には独自のマナーやルールがあるため、オンライン面接に合わせた対策が必要です。それでは、オンライン面接に向けてどのような準備をしたら良いのでしょうか?
今回は、弁護士業界に特化した株式会社C&Rリーガル・エージェンシー社が、オンライン面接を成功させるための対策を紹介します。時系列に沿ってポイントを紹介していますので、企業の法務部や法律事務所のオンライン面接を控えている方は参考にしてみてください。
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1. オンライン面接が決まったら(面接の数日前〜1週間前)
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1. オンライン面接が決まったら(面接の数日前〜1週間前)
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1-1. カメラの位置を決めて部屋を整頓する
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まずは、カメラの位置を決めましょう。背景に映り込む場所をチェックして、部屋を片付けます。背景としては一面の白い壁が映ることが理想的ですが、ドアや窓が映ることは問題ありません。カレンダーやポスター、ベッド、ペット、干している洗濯物、ぬいぐるみなどは、映らない位置に動かしましょう。自分では問題が無いと思っている物でも、面接官にマイナスの印象を与えるかもしれません。本棚や雑貨が背後に映る場合は、布やカーテンなどで隠しておきましょう。
部屋を片付けることが面倒くさいからといって、バーチャルの背景を使うことはお勧めできません。バーチャルの背景は合成であるため、どうしても違和感が残ってしまいます。服装が背景と同化したり、顔の輪郭がジグザグになることもあるため、お互い会話に集中できないおそれがあります。部屋が狭くてどうしても背景がごちゃごちゃする人は、転職エージェントに相談しましょう。株式会社C&Rリーガル・エージェンシー社では、安心して面接に臨んでいただくために、面接の際に会議室を無料で貸し出しています。面接環境がご心配な方は、担当エージェントにご相談ください。
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1−2. 面接時間に合わせてライトを調整する
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面接の時間が決まっている場合は、事前にその時間帯にカメラを付けて明るさを調整しましょう。逆光で顔が暗くならないか、カーテンは開けたほうが良いのか閉めた方が良いのか、時間帯に合わせて調整しましょう。必要があれば、デスクライトを設置しましょう。
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1-3. イヤホンやマイクの動作を確認する
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オンライン面接では、機材トラブルがつきものです。トラブルのリスクを最小限に抑えるためにも、事前に機材を調整しておきましょう。インターネットの速度に問題が無いか、マイクやイヤホンの接続に問題は無いか、イヤホンがきちんと音声を拾っているか、マイクのボリュームは大きすぎないかなど、細かく確認しておきましょう。友人とオンライン飲み会やオンライン同窓会を企画して、カメラの写り具合やマイクの雑音レベルをチェックしてみることも有用です。
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1−4. 緊急連絡先を確認する
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面接当日にトラブルが生じたときに備えて、緊急連絡先を伝えておきましょう。代替のアカウントやID、電話番号やメールアドレスなどを伝えておけば、接続トラブルが生じたときに落ち着いて対処できます。転職エージェントを利用している人は、トラブル時の連絡手段について担当エージェントに確認しましょう。応募先の企業によっては、トラブル発生時のマニュアルを設けていますので、事前にマニュアルが送られてきた場合は目を通しておきましょう。
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1-5. 重要キーワードのカンペを用意する
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オンライン面接では、相手に気づかれることなくカンペを見ることができるというメリットがあります。しかし、手元のカンペを読んでいると目線が下がってしまい、暗い印象を与えてしまうというデメリットもあります。目線を下げないためには、メモや手控えをカメラ横に貼っておくことが有効です。大きなメモを貼ってしまうと、やはり目線がずれてしまうので、「これだけは話したい」というキーワードに絞ってコンパクトなメモを作成しましょう。
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1-6. オンライン面接用の話し方を身につける
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オンライン面接では、「目線が下がりやすい」という特有の問題があります。パソコンに内蔵されているカメラは上部にあるので、画面上の面接官の目を見ながら話すと、どうしても伏し目がちになってしまいます。「話を聞くときは面接官を見て、自分が話すときは上部のカメラを見る」というように、目線を切り替えることを強く意識しましょう。
パソコンの画面が大きい場合は、全画面設定にせず、画面を小さくして上部のカメラ近くに配置しましょう。このように設定することによって、自然と目線が上がります。特に、モニタースクリーンを使っている人は注意しましょう。画面の位置とカメラの位置が離れやすいので、カメラをできるだけモニタースクリーンの近くに配置して、顔の角度が不自然にならないように調整しましょう。
話し方で最も重要なポイントは、「大きな声で、十分に間をとって、ゆっくり話すこと」です。Skype(スカイプ)やZoom(ズーム)では、相手の音声が遅れて伝わることがあります。このため、相手の話が終わってすぐに話を始めるのではなく、一息ついてから話し出すように意識しましょう。こちらにはクリアに聞こえている場合でも、相手方にはノイズが入っているおそれがあるので、普段以上にゆっくり話すことが必要です。
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1-7. 模擬面接を録画して話し方の練習をする
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話し方を一通り練習したら、自分が話している様子を録画してみましょう。ビデオをチェックする際のポイントは、①自分の声が聞き取りやすいか ②目線が下がっていないか ③うなずいたり首を振ったりするなどのジェスチャーが伝わるか ④挨拶や自己紹介の際に笑顔で話をしているか、です。自然に話せるようになるまで、何度か繰り返して練習しましょう。
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2. オンライン面接の前日
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面接の前日には、次の点を確認しておきましょう。
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2-1. パソコンなどの機器を充電しておく
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パソコンやカメラ、イヤホン、マイクなどの機材の充電をフルにしておきましょう。特に、ワイヤレスマウスやワイヤレスマイクを使っている人は、充電状態を確認しておきましょう。
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2-2. 録画した模擬面接を最終チェックする
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最後にもう一度模擬面接を録画して、自分の話している様子を確認しておきましょう。姿勢や話し方、背景や明るさなどに問題があれば、最終調整を行います。
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3. 面接当日
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いよいよ面接の当日です。リラックスをして、下記の点をチェックしておきましょう。
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3-1. 身だしなみを整える
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画面越しでも清潔感が伝わるように、身だしなみを整えましょう。スーツにシワや汚れが無いか、髪に乱れが無いかなどをチェックします。オンラインだからといって、上半身を整えるだけでは不十分です。対面型の面接と同じように、全身の身だしなみに気を配りましょう。スーツはズボンまできちんと履き、靴下もフォーマルなものを履きましょう。カメラがずれると椅子や足元が映るおそれがありますので、椅子の上であぐらをかいたり、短パンや裸足で面接に臨むことは避けましょう。
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3-2. 音が出るものは切っておく
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目覚まし時計や携帯のアプリなど、音が出るものは切っておきましょう。エアコンの室外機がうるさい場合は、エアコンを弱めておきましょう。
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3-3. トラブルが起きても冷静に対処する
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接続トラブルや機材の不具合が生じた場合には、「とにかく焦らないこと」が重要です。機材トラブルが起きても、それだけで不合格になることはありませんので、落ち着きましょう。むしろ、トラブルの際にスマートに対処することができれば、印象が良くなります。慌てずに冷静に対応することによって、ピンチをチャンスに変えましょう。
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4. 転職エージェントからのアドバイス
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今回は、オンライン面接の注意点や対策について解説しました。初めてオンライン面接を受けることに不安がある人は、転職エージェントに相談しましょう。株式会社C&Rリーガル・エージェンシー社では、オンライン面接を成功させるための総合的なサポートを行っています。自宅が騒がしい人には、当社の会議室を無料で貸し出しています。担当エージェントに相談していただければ、オンライン面接のテクニカルな点についてもアドバイスいたします。
株式会社C&Rリーガル・エージェンシー社は、弁護士業界に特化した転職エージェントとして、数多くの法務求人を取り扱っています。面接対策にも力を入れており、応募者が100%の実力を発揮できるように、最大限にサポートしております。面接で好印象を与えるためには、客観的な第三者の視点で分析してもらうことが有用です。オンライン面接についてお悩みの方は、お気軽に転職エージェントにご相談ください。
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記事提供ライター
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元弁護士 ライター
東京大学卒業後、2009年に司法試験に合格。弁護士として知的財産業務、企業取引などのビジネス関連の業務を扱う。現在は海外に在住し、法律関連の執筆や講演を行う。
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